三瓶山 2012.7.10

さんべさん・1126m(島根県太田市・飯南町)



三瓶山は、島根県のほぼ中央部、太田市と飯南町にそびえる火山である。室内という火口湖を囲んで環状に男三瓶山(1126m)、女三瓶山(957m)、子三瓶山(961m)孫三瓶山(907m)の4つのピークがある。山麓の西の原と東の原が広がり、北の原と室内には自然林が広がる。周辺には四方からいくつのコースがあり、4つのピークをむすぶ尾根道がある。室内を横断するコースもある。

万年山
孫三瓶山付近から見る男三瓶山

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歩行距離 8.3km
所要時間 5時間20分
累積標高差 (+) 879m  (-) 879m
コース 定めの松08:40 → 分岐09:00 → 男三瓶山10:50 → 兜山11:30 →
女三瓶山11:55 → 分岐12:15 → 室内池12:40 → 扇谷分岐13:15
 →  定めの松14:00




ちょうど2年前北の原から三瓶山に登り4ピークを回る縦走をしたが、夏の暑さによる体力消耗と水不足で大変な山行となり反省点があった。今回は十分にコースを調べ、水も十分持って西原から登ることにする。

早朝愛車で萩を出発。島根県太田市を目指し真っ直ぐに伸びる国道191号線と9号線をひた走る。何回も通り慣れて快適なドライブだ。途中萎びた温泉津温泉の湯に浸かる。太田市のスーパーで食料を買い込み車中泊する。早朝、三瓶山に向かう。

西の原の駐車場に車を止め山行開始。牧草地を横切り樹林帯の登山道に入る。北の原への分岐を右に折れる。山道は少しずつ傾斜を増していく。ジグザグのからカラ松林を行く。登山道にはホタルブクロ、ヤマアジサイ、ウツボグサが咲く。樹林帯を抜け視界が開け麓の西の原が見えてくる。山道はジグザグの急登になり浮き石が多くなる。右に子三瓶山が見えてくる。道はガレ場になり傾斜を増していく。慎重に歩く。標高1000mの標識を通過しガレ場を過ぎるとなだらかな広い草原になの中を行く。オオバギボウシ、シコクフウロが咲いているのを発見。三瓶山は花の種類が多い。平坦な草原進んでいくと正面に男三瓶山の山頂が見えてくる。男三瓶山山頂(1125.9m)周辺は山の形のとおり広い草原だ。展望台で景色を見て女三瓶山を目指す。今日の視界はいまひとつだ。男三瓶山を少し降りたところに山小屋がある。以前は老朽化により使えなかったが、今は真新しい木材を使い建て替られている

同じ山に登っても天候と季節で印象がかなり違う。そしていつも新しい発見がある。難所である犬戻しを通過、前方に女三瓶山を見ながら軽快に歩く。ユートピア、兜山を経て女三瓶山に達する。アンテナの日陰でコンビニ弁当を食べる。女三瓶山から眺望は本当に素晴らしいドーナツのようにつながる他の全てのピーク、中心の室内が手に取るように見える。登山者に人気がある理由のひとつだと思う。室内にはブナ、コナラ、ミズナラなどの高木がある。雰囲気の良い深い森だ。昔行われていた炭焼き釜の跡がある。多くの木が切り倒されたことだろう。周囲のピークを見上げながら歩くと火口湖である室内池に達する。池には誰かが放流したコイがいるそうだ。餌が少なく栄養不足で頭が大きいという。室内は広く自然豊かだ。

室内池を過ぎ、扇谷分岐を目指し上っている。笹が勢いを増し登山道が見えないほどだ。ヘビでもでてきたらどうしようか・・・。ようやく笹の上りを登り切り扇谷分岐に達する。 2年前にここを通り、男三瓶山に向かうため岩場をよじ登ったことを思い出す。扇谷分岐からまた笹が生い茂る登山道を下る。 道が見えないので迷いそうだ。樹林帯に入りついに道が分からくなるが、時には藪漕ぎをしながら沢沿いに下って行く。 ようやく樹林帯を抜け広い西の原にでる。予定のコースからはかなり外れているようだ。牧草地の柵沿いに歩いていると、鉄柵に頭を突っ込み角がかかり外れずもがいている雄牛がいた。何とかならと思い近づくと牛が怯えて暴れそうなので、飼い主が見つけることを祈りそのまま通りすぎていった。あの牛がどうなったのか気になる。うまく頭が外れ助かっただろうか。牧草地を抜け無事西の原の駐車場に帰着。山の神様に感謝する。これから萩に帰ろう。







丹沢山
西の原の駐車場から出発する。

丹沢山
案内板
丹沢山
牧草地を横切り男三瓶山を目指す。
丹沢山
樹林帯に入る。
丹沢山
姫逃池との分岐を通過する。
丹沢山
カラマツ林を行く。
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ヤマアジサイの群落がある。
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ホタルブクロ
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ウツボグサ
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ウツボグサ
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ヤマアジサイ
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急登のガレ場を登る。
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シコクフウロ
丹沢山
丹沢山
丹沢山
西之原を振り返る。
丹沢山
丹沢山
西之原を見る。
丹沢山
三瓶山山頂はもうすぐだ。
丹沢山
三瓶山山頂(1125.9m)
丹沢山
三瓶山山頂
丹沢山
男三瓶山から女三瓶山に向かう。
丹沢山
山頂付近は広い草原
丹沢山
山頂避難小屋・新しくなっている。
丹沢山
犬戻し付近から孫三瓶山(左)と子三瓶山(右)を見る。
丹沢山
ユートピア付近から男三瓶山を振り返る。
丹沢山
兜山から女三瓶山に向かう。
丹沢山
女三瓶山(953m)に到着する。
丹沢山
女三瓶山から孫三瓶山(903m)を見る。
丹沢山
火口跡の室内池
丹沢山
室内池方向に下る。
丹沢山
室内池
丹沢山
室内池
丹沢山
丹沢山
室内から男三瓶山を見る。← 室内は巨木はないが豊かな森だ。
丹沢山
扇沢分岐・西の原方向に下る。
丹沢山
ヤマアジサイ
丹沢山
道に迷い藪漕ぎして西の原に降りてくる。鉄柵に頭がはまった牛がいた。



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